いのちの紐の作品情報・感想・評価

「いのちの紐」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

「言えなさ」に苦悩し続けた中年の女が最後になってようやく「助けて」とか細い声で言った場面はグッとくる。

とはいえ、彼女を助けたのは黒人の青年との会話や信頼関係ではなく、本当は逆探知が上手くいったことによるものでしかなかったのではないかと思わせるような映画になっているのが面白い。
lemmon

lemmonの感想・評価

2.4
アイディアが先行してしまった印象。おそらくそこから話を作っていったのか、ヒロインの心情に肩入れできない。アンバンクロフトは流石だったけど。

ポワチエがある種の時限爆弾を持たされた緊張感も、やはりその先にいる相手を助けて欲しいと思わせられない人物像なのが辛く、合間合間に挟まるドラマが緊張の糸を切ってしまってもいたので、何か違えば傑作だったのにという思いになってしまった。

※とはいえ、65年作。ニューシネマ前夜、リアリズムを求めた作風は、前日見た母の旅路との対比もあって、感慨深かった。
てるる

てるるの感想・評価

3.8
大学のレポートのために自殺防止の電話窓口「いのちのダイヤル」でボランティアするアラン。
そこに大量の睡眠薬を服用して電話をかけてきたインガ。
電話の向こうの命が絶たれるまであと数十分。
果たして彼はインガの自殺を止められるのか。

実話を基にした作品。
電話を通してインガの過去を描くと同時に、インガの居場所を探るストーリーがスリリング。

アランの機転とその一生懸命さに応援したくなる。
口では死なせてくれというインガだけど、電話をかけてきたということは無意識に助けて欲しいという思いの表れだったのかな。

クライマックスでのやり取りは本当にハラハラ。
アランの先走った喜びっぷりにオイ!てなったw
果たしてインガを救うことが出来たのか…。
ILC

ILCの感想・評価

1.0
退屈すぎて流し見。
シドニー・ポワチエの額の汗しか印象にない。
青猫

青猫の感想・評価

-
元祖ギルティという事で。
いのちの相談係として、たまたま電話を取ってしまった黒人大学生と、冒頭のクインシージョーンズの曲が素晴らしい。
しかしながら、相手方の自殺志願おばさんの過去の回想が、作品の緊迫感を阻害してるので、個人的に個室と音声のみの緊迫感で再編集したらさらに今風のカルト的な名作になると思ってしまった。

このレビューはネタバレを含みます

35年くらい前に初めて観た、シドニー・ポワチエの傑作。
ラストでミセス・ロビンソンを助けた代わりに大学の試験を棒に振ったポワチエとバンクロフトが互いに知らずにすれ違うというシーンは2バージョンくらい後に観たけど、なかった。
あれはリアルタイムで観た諸先輩方の幻だったのか!?
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.8
‪「いのちの紐」‬
今年最後に買ったBDは復刻シネマライブラリーからS.ポラック監督とS.ポワチエ主演のサスペンス人間ドラマの「いのちの紐」がまさかのBD化され届く。これは長年観たかった作品で“死の決意”と言う実話ネタを映画化した彼の劇場初作品。因みにポラック作品だと“追憶”が好きだな〜。これから初鑑賞します。冒頭、黒人大学生。電話緊急相談所でボランティア。そこへ一本の電話。相手は自殺志願の女…本作はS.ポラックとポワチエ更に大好きな女優バンクロフトが出演したサスペンスで近年セルラーと言う映画に似た電話が唯一の話す手段、声と言葉で説明がなされるラジオ劇な作品で初見し気にった。‬
いわゆる
いのちの電話
を描いた作品。

受け手の一喜一憂を同じような気持ちで見る事ができます。

立場が変われば、といった感じですが、そういった現場に立つ事は少ないと思うのでとても興味深い作品と思います。