グラン・トリノのKaoruのレビュー・感想・評価

異民族について、それを超えた関係について。
滑らかに、ディープなトピックに切り込んでいく。
私が好きなシーンはタオが「大人の男の挨拶」を学ぶシーン。
コンプライアンス、言葉が慎重に選ばれる揚げ足取りな時代が馬鹿らしく思えてくるほど、彼らのユーモアはracistスレスレで、それでもネットで書き込まれる言葉よりもずっとあたたかく愛がそこにはある。私たちが知らなければいけないのはそういうユーモアではないだろうか。