ma097

グラン・トリノのma097のネタバレレビュー・内容・結末

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドの醸し出す渋い雰囲気に酔いそう。
設定自体は孤独で頑固な老人が、隣に引っ越してきたモン族との交流を通じて心を開いていくストーリー。
戦争で犯した罪に苛まれ、自らを許せないでいたコワルスキーが最後には人を殺めるのではなく、自分の命を持ってタオとスーを救う。この展開はとても切ないけど、魂の浄化という点から見たらとても納得しやすい流れとも思う。

私はタランティーノが大好きなので、彼なら隣家を救う為には何が最前か考え、悶々とする描写は一切省き、秒速でグラントリノのエンジンから火をふかせ、ギャングの家にツッコミ、両手の銃で全員抹殺するだろうなとか考えてた。それで死体の山の上で、悠々と軍隊の印付きのライターでタバコに火をつけてエンディング。
いい意味で、私たちに甘い、夢を見させてくれる展開にするだろうな。
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