シルヴェスター・スタローン脚本・主演の刑事アクション。
アウトローなロス市警マリオン・コブレッティ通称コブラが、殺人を繰り返すカルト集団と対峙する。
"You're a disease, and I'm the cure."
スタローンの魅力が詰まったスター映画。マッチョな作品ではあるが、肉体派アクション映画というよりハードボイルド刑事映画という印象の方が強い。ツッコミながら楽しむのが吉。
50年代の生き残りだという、コブラことマリオン・コブレッティのキャラクターがかっけぇ。
黒のティアドロップ、黒の革ジャンorロングコート、デニム、黒のエンジニアブーツ、黒の革グローブ。スタローンも、マットブラックな愛車マーキューリーも、ちゃんとコブラ🐍に見えた。
『ダーティ・ハリー』を意識した作品とは聞いていたが、銃口がこちらを向いてくるオープニングから丸パクリで笑ってしまった。被疑者の人権がどうたらこうたら言ってるけど、全く関係ねえ。握手した相手を殴り飛ばす始末。もう無茶苦茶。
潜入中にコーラを飲むコブラ。冷蔵庫から残り物のピザを取り出し、温めもせずにハサミで切って食べるコブラ。卵ケースを工具箱にしているコブラ。
ペプシとコカ・コーラが両方登場。フライド・ポテトにケチャップをかけすぎちゃうシーンがなぜか忘れられない。
80年代らしいモンタージュなど、勢い任せの豪快な演出が多いけれど、結構恐ろしい描写もあった。ヒロインがトイレで襲われるシーンは『シャイニング』。最終決戦の場は、定番の、火花が飛び散る鋳物工場。
カーアクションを映えさせる異常なグネグネ道。バイカーギャングなカルト集団。バイクのスタントマンが凄え。
🚗1950年製マーキュリー特注車
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