がちゃん

ビューティ・ペア 真赤な青春のがちゃんのレビュー・感想・評価

2.3
70年代後半、
一瞬の輝きを放った女子プロレスのスター“ビューティー・ペア”。

彼女たちの青春時代からプロレス入りのきっかけから、
ビューティー・ペアとしてタッグを組み、怪我などのアクシデントに見舞われながらも反則の限りを尽くす悪役レスラーに勝利する物語。

当時人気となったリングでの歌唱パフォーマンスも織り交ぜながらなんとかこの熱気を冷まさないように内藤誠監督は引っ張っていきます。

SEの使い過ぎやアフレコのセリフの棒読みなど、苦笑する場面だらけなのですが、内藤監督苦心惨憺頑張っています。

クライマックスにならなければいけない試合場面よりも練習風景のほうが熱のこもった描写になってしまっているところに苦笑い。

足の不自由な女の子やプロレス入りに反対する母親。
そして淡い初恋のような描写など、設定も展開もとても泥臭い^^

出来がどうのこうのいう作品じゃありません。が・・・

あの時代、そんな熱気があったなあという備忘録としての存在価値が大きいです。

音楽は、東映映画を語る時には決して忘れてはいけない八木正生大先生です!

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