青山

ラブド・ワンズの青山のレビュー・感想・評価

ラブド・ワンズ(2009年製作の映画)
3.5

イケメン高校生のブレント君は、ローラという野暮ったい少女からプロムに誘われるも彼女がいるので断ります。すると怒ったローラちゃんは彼を監禁してあんなことやこんなことを......💖

という感じのメンヘラJKファンシースプラッターホラーコメディーです。何言ってるか分からないかもしれませんが、本当なのです。
言ってみればホステル+キャリー+ミザリー+サタデーナイトフィーバー+可愛(くな)い女の子💖という感じ。何言ってるか分からないかもしれませんが、本当なのです。


ホラーでやられる奴ってだいたい悪人と決まっていますが、本作のブレンド君はちょっと無愛想だけど特になんの落ち度もないイケメンさんなのでこんな目に合っちゃうのがかなり理不尽で面白かったです。まぁ可愛い彼女いるイケメンって嫌いなんで。はい。

一方、理不尽すぎてはよ死ねやと思うはずのローラちゃんは絶妙に可愛さのあるブスなのでなんかちょっと許しちゃいますよね。うん、可愛い女の子は何してもいいよ......。
とはいえ、だんだんエスカレートしていく(けっこうグロい)拷問にはさすがにイライラも募っていくのでイケメンにも肩入れしてしまい、どっちの味方か分からないアンビバレンツ状態が楽しめました。

あと、ストーリーもなかなか良くできていて、最後でしっかり最初のアレが回収されてカタルシスを高めてくれるあたりなんかニクい演出でしたよ。まぁツッコミどころが多いってのも分かりますけど、B級ホラーの面白さはツッコミどころの多さで決まるものですし、B級ホラーの世界に警察はいませんからね。

そんなわけで、警察がいない世界さえ容認できればけっこう面白いホラー映画だと思いますがね。はい。
青山

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