歌うしらみがおりました

浮草物語の歌うしらみがおりましたのレビュー・感想・評価

浮草物語(1934年製作の映画)
5.0
基本引いた画から始まるんだけど、愛人襲撃の直後の雨の中の言い合いは切り返しから始まる。彼女は手で顔を抑えていた。そしてカメラが引いた時に二人の位置関係が分かってハッとする。
あの世みたいな街合わせ場所も良い。行ってみると全く表情の見えない女性がなんか喋ってる。
暴力をそのまま描くのも良い。キレ味が凄まじい。
ラスト、駅に座っている女が映される瞬間もサイコー。
『浮草』より断然コッチ。