前向きな失恋映画であったという第一印象。未来という希望をチラつかせることで、ハッピーエンドを連想させていたが、ハッピーエンド至上主義者の自分に言わせれば、それはただの幻想であって、バッドエンドにも近い辛さがあった。しかしながら、その過程に至るまでの心情表現は素晴らしく、アニメーションも観ていて楽しい動きをしていた。そして、シリアスなストーリーや青春模様をコミカルに描くことで、青春恋愛映画には必然と付きまとう、ある種の重さを軽減することに成功していたように感じた。また演出も、見やすい画面作りを心掛けていた印象があり、とても見やすい作品だった。
金ローで見たこともあったが、殆ど覚えてなかったので新鮮な気持ちで観れた。また、青春恋愛映画は得意ではないのだが、アニメなので最後まで観ることができた気がする。もう観ることはないかもしれない。
偶然なのだが、今日が記念日ということで、ステッカーを貰ったので、腕に貼ろうかな。