てるる

時をかける少女のてるるのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.8
偶然時をかける能力を手に入れた少女の、青春と成長のひと夏を切り取った邦画アニメの最高峰。

アニメならではの躍動感溢れるタイムリープは毎回笑わせてくれるし、思春期特有の男女の不確かで不安定な友情と恋心にはドキドキさせられる。
いつまでも続いて欲しい3人の関係性は、いつまでも同じではいられないんだということを主人公真琴も観客も気付かされる。限られてるからこそ、時間も青春も大事なんだということも。

泣きじゃくった真琴と、千昭との約束。最後の真琴の爽やかな表情と夏の青空。そこからのエンドタイトルとガーネット。
これ以上の時かけは絶対に生まれないと思う。
てるる

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