serina

リトル・ダンサーのserinaのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.5
スティーブンダルドリー2作目。

力強いタップで街を躍り狂うビリーには、高揚した。それ以上に、ビリーの親友がバレエをやってるビリーに、僕はゲイだとカミングアウトする、僕は違うといいながら親友のことを受け入れるシーンが心に残ってる。それは、漢気で溢れるムキムキな父や兄がビリーのバレエを認めてくれるのか、と言う問題に対峙しているビリーだからこそできたこと。きっと、バレエと出会っていないビリーなら、親友に罵声を浴びせたかもしれない。そもそも、親友はカミングアウトなんてしなかったのかもしれない。多様な生き方を認めることが、誰かの幸福と安心に繋がること。排他的な人間が観たら、価値観改めるんだろうか。
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