おこめ

リトル・ダンサーのおこめのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
3.7
男とはこうだ、という偏見。

育った環境の境遇


母を早くして亡くしていたり、やりたい事が素直に出来ない、家族との亀裂など。。

絶対に物語が良くなる要素がしっかり描かれていて、映画冒頭10分程で面白い映画確定!

ミュージカル要素の取り込み方のフレッシュさや、画作りの癖の無さ(逆効果もちょっとあるけど)が映画をスマートに無駄なく仕上げていて○

お父さんがビリーの合格を知って、坂を走るシーンへ繋ぐショットは感動。。。

ただ、、

台詞の重みだったり、クライマックスの演出が若干物足りないなぁと。。あと、お兄ちゃんのスタンスの急な変化が気になった。。変に悪者スタンス(ビリーとの関係において)の描き方いらなかったと思うけど。。

地下に降りていくお父さんとお兄ちゃんの表情はあの前のシーン(感動的なやつ)置いてるなら違和感あるなと。。

バスからのディゾルブでの地下鉄の演出は○

主人公が少年という点の良さと、家族や周りの登場人物たちにも焦点がしっかり当たるフォーカスが広い設定なのに、軸がぶれないスマートさはさすがの、スティーヴン・ダルドリー監督だなと!
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