不当に奴隷としてアメリカに連れてこられたシエラレオネ出身のシンケらと、彼らの解放に尽力する弁護士による1840年頃の実際の裁判を題材とする、スピルバーグ監督作品。
なんといっても、奴隷船で巻き起こる黒人奴隷への暴虐の数々が衝撃的です。奴隷制度の不条理さを訴えかけるには十分でした。
南北戦争の20年前が題材ですが、すでに北部では奴隷解放論がメジャーとなっていることや、2審制(3審制？)の近代的裁判が行われていたことに驚きました。当時日本はまだ江戸時代でペリー来航前ですからえらい違いです。
主演3人の演技も迫真で素晴らしかったです。モーガンフリーマンがメインキャラみたいな顔でパッケージにいますが、そんなに出番ありません笑
