Jeffrey

ウンベルトDのJeffreyのレビュー・感想・評価

ウンベルトD(1952年製作の映画)
5.0
ずっと観たかった1952年ヴィットーリオ・デ・シーカ監督によるイタリアネオレアリズモの傑作と評価が高い「ウンベルトD」のBD遂に購入した。今も未レンタルで中々お目にかかれなかった本作はタイム誌のオールタイム100にも選ばられ、ベルイマンが気に入った作品の一つとしても有名だ…漸く鑑賞できる。
真っ当に職を務め年金で生活をしようとも生きては行けず金=相対的貧困が如何に人を苦しめプライドをズタボロにするかを四面楚歌の中で描いたデシーカの最高傑作だと思う。家賃を払えずに家主から追い出される1人の老人をここまで強く描いた作品は他に無く本当に素晴らしくお勧めです。結局一緒に住んでいる犬が唯一の生き甲斐だったんだなぁラストが本当に感動的だった。ロベールブレッソン監督の少女ムシェットも本作と非常に似ている点がある!頼る人ががいなく四面楚歌の中を生きてる少女を映す。本作と違ってラストは悲しいが…
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