風神

新幹線大爆破の風神のネタバレレビュー・内容・結末

新幹線大爆破(1975年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

BS12放送分を録画して鑑賞。

まさか、そんな!
が、溢れている作品でした。

かなり昔から観たかった作品。
ありがとうBS12!

今住んでいる家から
東海道新幹線の線路まで歩いて2、3分。
修学旅行での帰りの
「ここで降ろしてくれ〜!」は
お約束でした。

目的が、ただ単純に金のためだったのが
個人的に、想像と違ってました。
あの若者の怪我の原因の会社は
なんも関係ないですよね。
だったら、何故空港で飛行機に乗らない?
一度アメリカに渡ってから
奥さんと子供を迎え入れれば
よかったんじゃない?

あの見事な計画と、用意周到な準備には
感心しました。
ラストの電話も、健さん頭良すぎ。

全体的に面白かったのですが
個々のエピソードのブツ切れ感も凄い。
そして、豪華俳優陣。
ハリウッドなどで昔よくあった
オールスター作品のように
ちょいちょい豪華キャストが登場するが
そのシーンのみなのが多い。

国鉄の考えはお客様の安全が最優先で
警察の考えは犯人逮捕による爆弾の解除。
お互い目指すところが微妙に違うのが
リアルで楽しい。

新幹線を上りの線路に入れて
故障車を避けるシーン。
みんなでバンザイしてるのが
いかにもこの時代だなぁ。

あの図面預けた喫茶店の火災は
ちょっとありえなくて笑ったし
溶接機を持ち込むシーンでは
一時でも並走できるなら
乗客避難出来なかったのかいって思った。

ラストの展開も
アメリカンニューシネマのようでしたね。

新幹線の車内でも
暴動も起きず、ラストの方でも
みんなちゃんと座ってたのは
日本人の褒めるべき性質なんですかね?
海外ならガラスを割ってでも
飛び降りる奴がいそうな気がする。
100〜120㎞から飛び降りるのも
かなりな勇気がいるけどね。

2024-77
風神

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