Ryu

クラバートのRyuのレビュー・感想・評価

クラバート(1977年製作の映画)
3.8
講義で観せられた映画。意外な拾い物でおもしろかった。

手書きのアニメーションならではの絵画(このアニメの場合ステンドグラス的と言えるかもしれない)が動いているかのような美しさにまず惹かれる。独特で良い味を出している。

活劇としてもとてもおもしろく、千と千尋の元ネタと言われるだけの類似性は多々見受けられる。
根底にあるのはテクノロジーへの批判だろうか?魔法使いの親方が水車小屋を根城にしている点や、お金を稼ぐ描写がやたら多い点などからそう捉えた。

また、このアニメを観ているときに『13番目の客』という世にも奇妙な物語の話を思い出した。クリスマスに一人消えるという点なのだが、どっちもキリスト教と結びついてるのかと考えた。キリスト教についての知識がまったく無いので具体的なことは分からずじまいだが…
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