shohei

月に囚われた男のshoheiのネタバレレビュー・内容・結末

月に囚われた男(2009年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

月に3年間勤めていると勘違いするクローンの話。
これだけだと間抜けなクローンに聞こえるが、その背景は実に緻密。

大企業(ルナ産業)に雇われたサムは月に3年の契約で勤めるが、月にはサムの他に人はおらず、話せるのはガーティというロボットのみ。ある日事故によりサムは大怪我を負うが、目が覚めると目の前には自分そっくりの人物が。
サムが死んだと思い込み、仕込んであったクローンを蘇らせたのだった。
自身もクローンであると知ったサム(1人目)と2人目のサムは協力してクローンの秘密を暴こうとする。
すると、隠し部屋に大量のクローンが。
3年契約とはクローンの耐性期間であり、死んだクローンは廃棄されていたのだ。

サムは地球に帰ろうと工作を企む…

面白かったです。現代社会に対するメッセージ性強いなと感じた。
実際将来起こってもおかしくないし、ぞっとする。
大企業の策略に騙されてると気づいてからの2人の人間のあがく姿が良かったし
ライブで連絡するようになった時に真っ先に奥さんに連絡したシーンとか
初めは仲が悪かった2人のサムが仲良くなっていくシーンも良かった。

ただラストはちょっと…

全体的にはとてもおもしろく観れた。
shohei

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