一休

月に囚われた男の一休のレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
5.0
SF好きのオイラとしては、久しぶりにハードなSF映画を観たという気にさせてくれた作品だ。
作品に出てくる人物は、基本的に、月面の資源採掘技師であるサムという男だけだ。
ある日、採掘作業中に事故が発生してしまい、サムは採掘作業車に取り残され、気を失い、目覚めるとステーション内であるという所から話が始まる。
自分の状態を不思議に思ったサムは、アレコレと記録を遡り、事故に遭遇した車両を見つけ、中に乗ってる男を発見する。
ここから恐ろしい展開が次々と現れる。
こんな映画の主人公を演じるのが、サム・ロックウェルという俳優だ。
オイラの中では、昨今、ゲイリー・オールドマンに次ぐ性格俳優で、ピーター・セラーズから連綿と続く、自分の顔を作品に見せないタイプの役者だ。
このサム・ロックウェルが、二人のサムを見事に演じきり、しかも作品に潜む怖さも滲み出させている。
ミステリー系SFが好きな人にはお薦めだ。
一休

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