着信アリという言葉も映画も一世を風靡していたので楽しみに観たが、スコアが物語っているようにイマイチスッキリしない映画である。
自分のケータイに未来の自分から着信があり、その時刻に必ず殺されるというストーリー。
殺されたケータイの登録にある名前が第二第三の殺人へと続いていく。
虐待の可能性のある親子がキーとなっているが、結局有耶無耶なラストで怖がらせるだけの映画となってしまっていた。
柴咲コウと堤真一に取り憑いたというラストはそれはそれで良いが、肝心のタイトルとなっている着信の祟りはどうなったのか?
そこがしっかり筋に入っていると印象も変わっただろう。
お化けが怖いのではなく逃げられない死が迫ってくることが怖かった。
着信音も更に怖さを増していた。