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崖の上のポニョのsumiyamaのネタバレレビュー・内容・結末

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

こえ〜。怖くて一回しか見たことなかったけど、相変わらず怖。
ずっと不穏なのに登場人物たちが全然動じていないのも嫌。まあ子供は訳わからんから仕方ないし、大人って緊急事態でも平然としてるのが仕事なんだけど、にしてもなあ。
全てが水没して海洋生物が時代を遡っているのをみてゾッとした。この前まで人間のテリトリーだった場所が、海面上昇によってあっという間に水生生物のものになってしまうんだ…。
そして海洋生物とともに人間もやや時代を巻き戻している気がして怖かった。宗介の「しめた!」とか「上々だよ」とかの口調、ボートの上の家族の服装、避難する船の船員の口調とか、なんか古くない…?元々そのくらいの時代設定だったと言われてしまえばそれまでなんだけど。

ラストはどういうことなんだろう?世界の綻びは閉じられたって、みんな生き返るってことなのか、月がまた離れていくことなのか、それとも完全に地球が太古の昔に戻るのか…。終始フジモトにしか共感出来なかった。面白かったな〜。
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