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最強のふたりのharu3uのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.5
脊髄損傷のため首から下が麻痺した大富豪フィリップが自身の介護士として雇ったのは、スラム出身の若者ドリスだった。
仏語の原題は「Intouchables」、触れ合えない人々という意味だそう。異なる境遇で生まれ育ち、人種や年齢、貧富の差等から、触れ合うことのなかったであろう二人が対等な友情を育んでいく。
ドリスは天真爛漫でデリカシーがないものだから、フィリップの障碍はおもしろおかしく笑いのネタにされてしまいます。一歩間違えれば不快な描写になりうるところ、彼は意地悪でやっているんじゃなくて、友人同士の悪ふざけだから微笑ましい。ドリスはフィリップを障碍者だからと同情の目で見ない、初めての人間だった。改めて差別や同情の意味を考えさせられます。
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