もう一回観たいなぁ。落ち着いた柔らかさがあってよかった。
2020.10.19
2度目。すごくいい映画だったことと少しの寂しさが残ったことしか覚えていなかったが、こうして2回目を見て、しかも私は23歳でフランス語を勉強してパリに5回行って…昔見た時とはこの映画との関わり方が違うのだけれど、まず皆が憧れる「フランス🇫🇷パリ」の現実を考えてしまう映画だな、と思った
日本も日本だが、フランスでも貧富の差は激しくて、パリも中心地から離れたり郊外に行くと団地がたくさん建っている。パリの空港からRoissy Busでオペラ座を向かう時もまさに治安の悪そうな、落書きだらけのトンネルを通ったりどこか底冷えする冷たい空と空気の中を通り抜けてからでないとパリへは着けない
こうした対照的な2人が出会って仲を深めていくのには、ドリスの中の暖かさや苦しみを知っている人だからこその言葉が必要であって、果たして私がそのような純粋さとか強さを持っているかと言われると悲しくなるくらいに持ってない。色眼鏡で人を見てしまう
人生ってなんだろう 生きるとは何か そういうものに悩み続けてはや数年だけれど、こうして誰かの光になれたらすごく幸せだと思った
フランス映画のテーマはひたすら人間、寂しさ、死と生、愛 結構シンプルに、現実的に描かれるからこそ胸に刺さるものがある
フィリップの豪邸すごく素敵だったなぁ…彼の周りで働く人たちがいいエネルギーを持っているのはフィリップの深い人間性からくるものだな
ドリスもフィリップもお互い成長するこの2人の関係性、素晴らしいし もちろん脚色してるとはいえ実在する2人だということに人間の可能性と愛を感じる
私にも何か役目が与えられるだろうか
