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最強のふたりのTNのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
5.0
富豪フィリップが貧民であるドリスを介護役に抜擢することから物語は始まる。
なぜ、貧民のドリスを介護役に抜擢したか?それはフィリップが特別扱いされる事にうんざりしていたからであろう。(他の介護役に接する態度、自分の豪華な誕生日会がつまらないという発言などから見て取れる。)
映画全編を通して、身分は違えど心が対等であれば、良好な人間関係を築けるということが描かれている。
それはこの映画に限ったことではなく、上司と部下、親と子といった一見上下があるような関係でもそうではないだろうか?自分の日々の振る舞いを省みようと思った。

また、この映画を退屈することなく終始観ることかできたのは、間違いなく介護役ドリスの存在である。
ドリスという品がなくコミカルだが、人思いというキャラクターの魅力。また、それを演じるオマール・シーの演技力には称賛せずにはいられない。

いつか観直したいと思える作品です。
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