このレビューはネタバレを含みます
このメッセージを2時間の映画で！？3分のショートコントでいいのでは？
正直、僕はこの作品に良い感想をあまり抱かなかった。
この映画の監督のメッセージとは、既存の恋愛観や辛い出来事に対して奮闘するジョーの姿そのものなのであろう。確かに、結婚は強要されるべきではない。そして、幼なじみとの恋愛のタイミングを誤り、妹が幼なじみと結婚してしまったのは辛い。それらは了解できる。
では、僕が何が嫌だったかというと、辛い出来事に対するジョーの"あり方"である。辛い出来事の後の成長が、あまり感じられない。良い家族に囲まれている等まずまず恵まれているが、辛い出来事にフォーカスし過ぎでは？結婚した姉に対してキツく当たったり、若い頃に幼なじみとスケートに行った際を邪険に扱ったりしているのに、それに対する反省のシーンは無し。
辛い事があって、人にキツく当たってしまう事があるのは分かる。皆が皆結婚する訳ではない事も分かる。しかし、それなら辛い事を通じて成長する姿を見せてほしかった！結婚しないのなら、それでも幸せだという姿を見せてほしかった！ウジウジするだけで終わるなよ！2時間もある映画なのだから！
「この前ナンパされたくないのにナンパされちゃった〜。ナンパうざ〜い。」のような女性芸人のコントみたいだと感じる映画だった。
