20世紀のどこかの国。
情報統制がなされ、自由がなく、
テロが横行する時代、情報局に勤める男が
夢の中で出会った女性を現実に見つけ、
それを追うSF
2rd BD
天才でしかうみ出せない色あいに、うっとり
力強い思い切ったカットに引きこまれ
瞬間瞬間に張りめぐらされた
布石、ユーモア、未来機器!
ありえない程狭い範囲の、
どこまでも広がる世界観★
全てが予想外で、
オープニングからノックアウト★
逆にこのオープニングで、
好きか嫌いかが
完全にわかれます★
ユーモラスでつっこみどころ満載なのに
考えさせる社会風刺
豊かな創造性、空想性あふれる
画面なのに
どこか欠如し、恐ろしいほどの現実味がある
理屈ではなく
画面から伝わる圧倒的なパワー★
そこにゆるやかなラテンミュージックが流れると
そこは別次元。
悪く言えば退屈しない展開の連続
良く言えば天才的に細やかでユーモアにあふれ計算された構成と映像の力を感じられる
本当に好き嫌いが分かれる作品で、
この点数迷いました