saki

未来世紀ブラジルのsakiのネタバレレビュー・内容・結末

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

個人的好み満点。
スーパーロマンティック。

夢に出てきた美女を現実で見つけ、
その子に自分の愛を伝える為
全てを捨ててでも向かっていく。
そして彼女が手に入った
と思ったのもつかの間、
奪い取られ彼女がいなくなった世界は
絶望で全てを捨てた代償が
全て自分の身に降りかかってくる。

ただの変態だけど、
ある意味超絶ピュアなラブストーリー。
だとわたしは思っている。

夢か現実か、わからなくなる感覚。
夢を見ていて、目覚める直前の、意識はあるけどまだ夢の中にいるような、どっちかわかんない、そんな感覚の映画。


ワンシーンワンシーンがそれぞれ生きていて、脳みそに刻まれる。
ここまで忘れられないシーンが多い映画はこれだけ。

アンチエイジングマニアのお母さん、
摩訶不思議なフレンチレストラン、
部屋中がダクトに溢れたシーン、
目がさめると同時にコーヒーマシンが動くレトロな近未来感満載の部屋、
めちゃくちゃ怖いお面のゾンビ、
スーパーキュートなピンクリボンのジル。
そしてなにより最期のシーン。

1985年公開だなんて、信じられません。

きっと社会風刺とか、
いろんなシーンに込められたメッセージがあるんだろうけど、そんな事知らない。
そんな事知らず、夢のような感覚に浸っていたい映画。

音楽もサイコーです。
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