Yamasnowboarder

未来世紀ブラジルのYamasnowboarderのレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
3.0
カルト映画で有名な「Brazil」、観ました。

映画の舞台は自分の頭の中で勝手に想像したジョージ・オーウェル的な荒廃した近未来がそのままが映像化された感じだった。(テレスクリーンはまんま自分の想像と同じだった...。)
近未来の不気味な建物や機械は、もし80、90年代にこの映画を鑑賞してたとしたらエグいリアリティーを感じれたかもだけど、時を経た現時代に鑑賞してしまった場合、どうしてもあらゆるものがアナログに見えてしまい、緊張感が得られなかった...。
でもビジュアル、デザイン、フレームワークはいたるところでカッコよかった!

ストーリーは、シリアスなブラックコメディーながら、管理がバカバカしいくらいいい加減(例えば統制に対し、拘束理由も管理もいいかげんで、情報は口頭で伝達、履歴は全部手書きのメモみたいなレベル)なので、ジョークコメディーとして楽しめる。一方、AIとITによって人間が徹底的に管理されかねない(一部国々では既にあらゆる行動が監視されている段階に入っている)リアル世界の今後の未来がちょっと大丈夫かなあと心配な気持ちになってしまった...。
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