国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。110分の長編『月はどっちに出ている』と併映。
レコードでいうジャケ買いに近い感覚で、何となく面白そうだな~と思ってチケット買ってみましたが、これはアタリでした‼️
必要以上にタブー視されがちな「在日」というテーマを、しなやかに軽やかに扱っているところがすごく気持ち良いし、フィリピン人ホステスを演じるルビー・モレノのつたない大阪弁が、ユーモラスでいちいち最高😆
石橋凌の軽~いキャラも良いし、後輩の細川のうっとおしさも良かったです。細川が連呼する「一瞬、金貸してくれよ~」はウザかったな~😆
あと作品タイトルにも関係する「方向音痴のドライバー」安保が、迷子になった先でいちいち電話してくるシーンも面白かった。何だかんだ言って、あちらこちらにロケ行けて、安保が一番楽しかったんちゃう?😎
コンプライアンスという堅苦しい言葉がはびこる前の時代の映画って、ホントにパワフルで清々しくて元気が出ます。
個人的に90年代の邦画ってちょっと軽視してたところがあったんやけど、今回の企画上映のおかげで考えを改めることが出来ました。