2009年イタリア映画
(実話ベースの衝撃作品)
※ネタバレ含みます
第二次世界大戦末期、(もともと同盟を組んでいた2国)イタリアにドイツが徐々に侵攻してくる
舞台はイタリアのボローニャ近くの農村
農業を行い大人も子供も皆、平和に暮らしていた
幼い頃にショッキングな出来事があり口がきけなくなった少女のマルティーナ目線で農村の生活や戦争の様子が映し出される
最初はドイツ軍の軍人がたまに来て村人と談笑したりしていたが状況がどんどん変わっていく
ドイツ軍とパルチザンの戦いが徐々に激しさを増していく
ドイツ軍の略奪も日を負うごとに酷くなっていく
ある日、ドイツ軍がパルチザンの抵抗活動に怒り狂い、女性や子供を含む大勢の村人たちを強制連行して集めまわる
突然、無抵抗の村人たちに向けて発砲が始まった…そこから大量虐殺が行われたのだ…銃や爆弾を使い何の罪もない村人全員を殺した
ナチス(ドイツ軍)によるこの「マルザボットの虐殺」で約800人の庶民が殺された
近隣の同様の虐殺と合わせると約1800人殺されたようです
映画終盤が虐殺シーンであり、まともに見ていられなかった
戦争により何の罪もない一般庶民(大人だけでなく幼い子供まで)が虐殺された事件は世界各地で相当数あったのだな、と改めて思い知らされた映画でした
※主人公の少女がおそらく7〜8歳くらいかな? かなりの美少女だった
最終盤、少女がドイツ軍から偶然に逃れる事ができて、生まれたばかりの弟(妹?)を殺されないようにしていた、ぐっとくるものがあった
(やがて来る未来に向けて、新しい生命を大事にしていた)