やがて来たる者への作品情報・感想・評価

「やがて来たる者へ」に投稿された感想・評価

のんchan

のんchanの感想・評価

4.0
こ、これは...あまりにも惨過ぎる。
後半、息を呑み薄目で観ている自分がいた。
この作品を敢えて製作したスタッフ陣、76年前に起こった事実をしっかりと後世に伝えるべく、強い意志を感じずにはいられない。

【マルザボットの虐殺】
1944年9月29日、ヴァルター・レーデル少佐率いるSS(ナチスの親衛隊)は、エミリア州のマルザボット、グリッザーナ、ヴァド・モンツーノで住民を虐殺した。
死者は1830人。虐殺された16歳以下の子供は96人。大人が1734人。


第二次世界大戦中の1943年12月。
イタリア北部ボローニャにほど近い小さな村でも戦争の影が迫っていた。
ドイツ軍とパルチザンの攻防が激化する中、両親や親せきと暮らす8歳の少女マルティーナは、生まれたばかりの弟を亡くして以来、口をきけなくなっていた。
戦況はさらに悪化、村にはドイツ軍が出入りするようになるが、村の若者たちはパルチザンとして抵抗を続ける。

幼いマルティーナには、どちらが敵か味方かもよくわからない...
ただつましく質素ながらも平和にすごしていた村の生活が脅かされ、言いようのない不安感に押しつぶされようとしている空気が言葉を失ったマルティーナの表情から強く痛く伝わって来た。



マルティーナ役の子役は凄い美少女です。演技も素晴らしかった✨

酷過ぎる描写だらけだけど、平和ボケしている私達はしっかりと観るべき作品だと思って覚悟して鑑賞しました。


今日は父の日、我が父の20回目の祥月命日🙏
改めて命の大切さを考えさせられました。
ichita

ichitaの感想・評価

3.9
むごい。
惨たらしい。

子供目線の戦争はことさら理不尽だ。

何のために命を脅かされているのかもわからないまま惨劇を目の当たりにし、それでも主人公の8歳の女の子は生まれたばかりの弟を守るために逃げ隠れ走る。

"やがて来たる者"とは。

語り手のないストーリーなので補足情報必須です。
子供視点の戦争映画の良作だった。ずっしり重く、心が痛くなる映画。

イタリアの小さな村で起こった歴史的事件「マルサボットの虐殺」を1人の子供視点で描いてる。

序盤の心の中を表現する朗読部分以外マルティーナのセリフがない。にもかかわらず、彼女の「視点」で語るこの映画、ものすごく不条理・恐怖が伝わる。

反面、子供ならではの視点もピュアなゆえ心が痛む。たとえば、怖いはずであるドイツ人でも
彼女にはフツーの大人にしか見えない。なのに、なんで銃をもってるの?とか。

戦争映画にもかかわらず映像がすごく詩的な感じがしたり、美しい風景画のような感じがするのは、もしかしたら単にファンタジックな映像を差し込んだのではなくこの少女の視点の映像だから、少女の想像と共に美化された、少女の思い出の中にある美しい村の風景を投影してるんじゃないかな?と思ったりもした。

それくらい、戦争映画とは思えない美しい風景が広がっていた。虐殺の描写があるにもかかわらず。
ラストは感動というか…心が痛みます。

悲劇にはかわりないが、どちらを善としてどちらを悪とするような描き方はされていない。

少女目線の「なぜ!?こんなことをするの?」的な悲痛な心の叫びが胸に突き刺さるような映画。

重たいけど、おススメ。
akemi

akemiの感想・評価

3.5
戦争は人をおかしくしてしまう。
戦争モノはちょっと苦手・・・
Kodamaso

Kodamasoの感想・評価

3.5
戦争を伝える上で良い映画だと思うよ。
でもこんな映画好きって言えない。
to

toの感想・評価

4.1
授業で観た
この子供達が憎しみを持って大人になった時
成長の過程でその憎しみはどこに行くのだろう?
戦争は滅しあって終わりではなくて、互いに互いの大事な存在を壊しあった結果憎しみを生み、その憎しみがまた新たな憎しみが生むことにつながる。

最近日本軍の話をよく聞くが、それによってあまりにも他国から嫌な目で見られる機会が少ないことに驚いた。
我ら祖先、祖父曽祖父達は戦争の中で相手への配慮などを忘れず自立する生き方を教えたからだろう。また、白人に勝った唯一の有色人種であった。このことはかつてのアフリカンアメリカンなどの奴隷達にとっては希望の光であったようだ。戦争はなくなるべきだ、だが、起こってしまったならば、決して戦後を疎かにしてはならない。
韓国中国を征服したのは確かで多くの国を征服した我が国であるが、それらの国を除いてはおそらく軋轢というものはほぼ無いだろう。このような未来を作ってくれた先人達には感謝しかない。今の豊かな日本があるのは先人のおかげ、僕らの息子娘、孫の日本を作るのは僕たちだ、今こそ日本人らしく日本人精神(配慮とか、そういうの)を大事にしてより良い社会を残していきたい。
のあ

のあの感想・評価

4.1
第二次世界大戦末期のナチス・ドイツ軍による虐殺事件「マルザボットの虐殺」を描いた話

この映画は口のきけない少女目線で作られ、
かつ戦争の酷さ、当時のナチス・ドイツの冷酷さをグロテスクな部分直接的な描写無く、感じ取れるのがすごい

切り替わるカメラワークや音声によって登場人物の感情を表現し、静かで暗い映画ではあるけど、セリフがほぼ無い中で当時の状況を表現している素晴らしい映画だと思います
ナチスがイタリアの村でやったマルザボットの大虐殺。についての映画。
ということは映画みただけではわかりません。
あとで調べて知りました。

丁寧な状況説明の字幕などなく前情報がないと最初の30分くらい何の映画なのかさっぱりわからずドイツ兵がでてきてやっと理解。
小さい女の子の目線というかこの子が見た村の動き、状況を淡々と見せられてるだけなので人物像とか名前、関係性なんかも全然わかりません。
でもぼんやり良くない方向にいってるなとは感じ取れます。

自分的はもっとIt's based on true storyとかでてきて解説字幕があったりわかりやすい方が好みでした。
戦中のイタリアの村の生活の様子
そして不穏な運命の到来がじわじわと寄ってくる。
決して村人たちはパルチザン側ではない。
戦いに巻き込まれる必要のない人たちなのに。。。
みー

みーの感想・評価

4.0
恥ずかしながら「マルザボットの虐殺」というワードを初めてしった。

少女の目線からみたストーリーなので、状況が分かりにくい(しかも少女はとある事で口を利かなくなる)
が、子供の純粋な視点から見ると、
敵も味方も同じ人間とわかる描写が良い意味でも悪い意味でも描かれていて、なんともいえない気持ちになる。
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