MayumiM

やがて来たる者へのMayumiMのレビュー・感想・評価

やがて来たる者へ(2009年製作の映画)
4.3
"マルザボットの虐殺"を8歳の少女の視点で描いた作品。というか、少女の目から見た程度の描写しかないので、ドイツ軍やパルチザンの動きも垣間見た程度の情報量しかないのがビミョー。村人達の表情などで伝わるものがあるとはいえ、もう少し状況を理解させて欲しかった。
ソレにしても、生まれたばかりの弟を亡くしたショックで話せなくなっていた少女が、家族が死んでしまったことを自覚した途端に話せるようになる、という流れにはグッときた。特に、爆弾の炸裂で耳が聞こえなくなった父親が半ば自暴自棄で死んでしまった辺りと対極的で。
MayumiM

MayumiM