ラストのあの夫婦二人の会話に全てが向かう。
抱き寄せるあのシーンの為に、この映画を観たんだと感じる。
堀と西の対比。
生きることと、死に向かうこと。
夫婦二人の時間の時だけ、西の表情が柔らかくなるのがとても悲しかった。
残る時間の少なさを埋めるように、二人で逃避行のように過ごす。
西の雰囲気と妻の雰囲気が全く違うのに、二人でいるとフワリとする。
なんて愛情。
悲しすぎるけど。。
・作中の絵が、実際の北野武の作品だと聞いてビックリした。
才能ここでも爆発じゃないか！！！
入院している時に描いていたとか。
死を直面すると、色んな五感が開花するのかもしれない。
・特典映像で、雪に埋もれる妻を助ける西の撮影風景が写っていた。
その時はセリフがあったんだけど、本編にはセリフは入ってなかった。
圧倒的に入っていない方が愛情を感じることができた。
編集ってやっぱりすごい。。。。
