せい

ミツバチのささやきのせいのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.0
スペインの小さな町に巡回上映の車がやってくるところから物語は始まる。
「フランケンシュタイン」を見てアナは「あの話は本当なのか」と姉に聞くと、「あれは怪物ではなく妖精で、村のはずれの小屋にいる」と言われる。興味を持ちそこに行ってみると負傷した兵士がいたのだった。
小さな小さな村の閉塞感。曇りがかっていて暗い雰囲気を醸し出している。
これは少女のイニシエーションだ。大人への階段を登ろうとしている姉と、そこに留まることを選んだ妹の。
アナの澄んだ真っ直ぐな瞳に、何かを見透かされそうになる。
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