"映像美を楽しむ映画"
みたいなタイプの作品は
あまり自分の好みではない事が
多かったけど
これはもはやネクスト・レベルだ!
この3時間はちょっとした
奇跡でしょ・・・
みんな同じようなこと言うけど
"豪奢"の説得力がすごいんだよね
作中にはほとんど
高貴なキャラクターしか
登場しないなかで、
そうではない数少ない人物に
カロジェロという成金が
出てくるわけなんだけど
例えばコイツがサリーナ公爵の
お屋敷を訪ねるときに
みんなが彼の着てきたスーツが
おかしいとこそこそ鼻で笑うんだけど
彼の格好はみんなと
大体同じに思えたし、
どこが妙なのか全く分からなかったよ
「品格とはこういう事です。」
というのを言葉ではなく映像で
事細かに啓蒙されているような
感覚があり、
ボクは そうなのかー と
口を半開きにしながら
ボーッと見るわけです笑
グッチがリマスターに出資するのも
大納得。
ハイ・エンド・ブランドのスタッフは
洋服そのものに限らず
映画とかにもお目が高いんだなあ、と
2021.1.23