僕はこの作品を「此れから毎年観る作品大全」のエースとして迎え入れました。
諦観断念放棄見降参挫折撤退を綺麗な映像を用いて観衆に感じさせないようにしてた。細見美術館行った時と同じ感情でした。あと8年は…
貴族社会の没落と言うより、終焉といった印象。てっきり貴族の末裔と言われるヴィスコンティの自己批判的なものかと思ったら、誇り高き貴族という作りだった。コッポラが意識したのは間違いない。シチリアの日差し…
>>続きを読む原作者も監督も貴族という、貴族による貴族破滅物語。
それだけにリアリティが凄い、美術が圧倒的。
特にやはり舞踏会のシーンは圧巻。
建物も衣装も人も妥協一切なしに貴族を描いているのが素晴らしい。
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とても面白くて一気に観たい気分になる!撮影や場所はすごいです。
今ありえない時代遅れの行動もあったが当時のことを表現したかっただろうね。
学校で学んだイタリアの歴史小説がドラマになるとは思ってもいま…
長い…。
「貴族の没落」の話ではあるが、それは19世紀後半のシチリアでは農業資本主義の台頭を意味しないらしい。時代そのものをというよりは、その中で生きるサリーナ伯爵の物語、「貴族」へのノスタルジーと…
「映画史に残る名作ベスト20」という企画があればおそらくその中に入るであろう、ルキノ・ヴィスコンティの傑作。
特筆すべきは、全編の約3分の1を占める舞踏会の場面。衣装、調度、演者たちの立ち振る舞…