山猫の作品情報・感想・評価

「山猫」に投稿された感想・評価

jackpov

jackpovの感想・評価

4.8
ヴィスコンティ2作目
正直いって難しすぎる
まずイタリアの歴史をある程度知らないと見れない
でも何となく、シチリアの抱えているコンプレックスが日本のそれと似ているようなきがしたので、置き換えながら見ていた
イタリア新政府からの使者と公爵が語らうシーン
台詞回しがマジでやばすぎて、おお…という感じ
そして相変わらず絵が綺麗

そして本作を語る上で欠かせない舞踏会シーン
貴族の煌びやかさの後ろにある仄暗い影が、強いコントラストを持って垣間見える
凄い
良い
メル

メルの感想・評価

4.5
イタリアが今の様に未だ一つになっていない1860年代。
イタリアの統一を目指す赤シャツ隊がシチリア島に上陸し、新しい時代の波が押し寄せる。

シチリアの名家サリーナ公爵は自分達の時代が終わりに近づいていることを、持ち前の知性と冷静な心で静かに受け止めようとしていた。

原作者はシチリア貴族の末裔で、同じく貴族の末裔のルキノ・ヴィスコンティ監督と来れば、当時の貴族の暮らしは元より新興ブルジョワの細かい点まで丁寧に描かれていて長編小説を読んでいる様に面白い。

題名の「山猫」はサリーナ家の紋章( 作品の中でそれは見られる )。
「犬は人につき、猫は家につく」と言われる様に猫は縄張り意識が強く群れることが好きではないという性質がある。
その性質を表す様にサリーナ公爵のバート・ランカスターが人徳や威厳を持ちながらも新政府からの誘いを断る場面は気品に溢れている。

新しい時代の象徴として描かれるアラン・ドロンと、美しくはあるがやや下品さが垣間見られる新興ブルジョワのクラウディア・カルディナーレも魅力的。

原作者の子孫や元貴族の人達を集めて撮影したという舞踏会の場面は圧巻。出演者も本物の汗を流しているくらい現場の熱気が伝わって来る。

50年以上も前の作品がこんなに綺麗な画面で復元されたのは嬉しい限り。

しかし、見る度に気になってしまうのはバート・ランカスターとアラン・ドロンのイタリア語吹き替え。
イタリア人俳優ではここまで名作にならなかったのか…この2人無くしてはダメだったのか…と毎回くだらない事を思ってしまう。
ippo

ippoの感想・評価

3.7
衣装、美術品がとにかく豪華絢爛で
どのワンシーンを切り取っても色鮮やかで美しい。終盤の舞踏会のシーンは圧巻!
時代の変わり目に、気高く生きている主人公がかっこよく、ラストも余韻のある終わり方でとても良かった!
何といっても終盤の舞踏会のシーンが圧巻ですね。当時は全部ロウソクで明かりを灯していたんですね。当たり前か。でも何か新鮮。
ストーリーはあんまり特筆することもない印象だったけど、スペクタル度合いが抜群で見入ってしまった。ただやっぱり3時間超は長かった。。。
Shirota

Shirotaの感想・評価

3.8
クラウディア・カルディナーレの笑い方…ムリ…😫

舞踏会シーンは監督が本物の貴族だけあって、本当に豪華絢爛✨✨
スクリーンで観たかった…
みさき

みさきの感想・評価

3.9
ありがとうBSプレミアム。
退廃的でゴージャスなもろもろの革命前の貴族生活に憧れていたのですけど、わりと貴族も心身ともに大変そうなので憧れるのをやめました。
でも舞踏会は参加したいです。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
やっと見れた😭😭😭😭😭😭😭
BSプレミアムありがとう😭😭😭

しかし意外と山猫ハマらなかったなぁ…笑 やはり「ルートヴィヒ」でのヴィスコンティ×ヘルムートバーガーがハマりすぎてあれを超えられない…金や黄色や赤などの明るい色味より、青や黒やシルバーなどの暗めの色味の雰囲気が好き。太陽より月派ですよ…!

アランドロンは最近自分の中で好き度下がり気味、美男子なのは間違いないが好きな顔から外れてしまった…この映画の役もあまり好きじゃなかったし……
パートランカスターもあまり好みの顔ではないし…
クラウディアカルディナーレもそこまでタイプじゃないし…

この映画での1番好きな顔はピエールクレマンティだった!若くて金髪かっこよかった!
ジュリアーノジェンマとかマカロニウエスタンで見たことある人がヴィスコンティの世界にいるのは不思議な感じだった

それにしても舞踏会のシーンは豪華絢爛だなぁ
tomoya

tomoyaの感想・評価

5.0
ニーノ・ロータの音楽、ジュゼッペ・ロトゥンノの映像どれをとっても最高の映画。
基本的に長い映画は好まないけれど、この映画は楽しめた。
クラウディア・カルディナーレ可愛い!!
馬屋

馬屋の感想・評価

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完全版で観ました。はじめ厳しくいかにも旧態依然とした感じのある主人公(なのか?)に辟易する気持ちでみ進めると、最後はため息をつきたくなるような寂しさと悲しみの中にいる…というのはカズオイシグロの「日の名残り」を読んだ時の気持ちにもシンクロしました。

戦争シーンや舞踏会のシーン、引きで大勢の役者をさばく技術がすごすぎる。
美しい、色と構図の魔術師。

豪華、ゴージャス、ロケ地もセットも小道具、衣装、どれをとっても完璧。

王政から民主化するイタリアを、貴族という檻から眺める山猫。

しなやかでスマート、強靭な山猫は、やがて消え行く先をそっと辿る。

数あるビィスコンティ作品の中でも、これが傑作だと思う。
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