にゃんパパ

山猫のにゃんパパのレビュー・感想・評価

山猫(1963年製作の映画)
3.7
退廃的で儚く美しい。
豪華で色彩に富み芸術性が高い。
時間を贅沢に使った完全復元版。
時の流れに負けない作品ですね。
迫り来る世代交代。
去りゆく者に何ができるか。
野心的な若者に何が必要か。
決して自身の価値観に固執せず、
新世代に柔軟な姿勢が印象的。
つまり老害にならないのがいい。
世の管理職には見習って欲しい。
そしてバート・ランカスターだ。
背中で語る渋さと色気。
若きアラン・ドロンが霞むほど。
舞踏会の場面は必見ですね。
ただ186分は正直長かった…。