まつこ

白夜のまつこのレビュー・感想・評価

白夜(1957年製作の映画)
4.4
待ちつづける女を愛した男の行く末は。

ひとつひとつのシーンが美しい。みんなが踊り出すあのシーン好きだな。

男と女の気持ちを上手く引き出していて面白かった。

マリア・シェルの真っ白な心を持っているかのような表情も好き。ちょっぴり不思議っ子なのが堪らない!そりゃ、マストロヤンニ様も惚れちゃう!

そうだよな。時代が違っても、愛する人のためなら会いにいくし、連絡もするはず。失いたくなければ何だってできるはずだと責められたくも、責めたくもないし、同じ秤にかけられないことだとわかっているけど、知らぬ間に変わっている優先順位。疲れているのも、仕事が大変なのもホントだけど、言い訳にして逃げる日だってあるんだよな。

急に始まる罵り合いと変な女の登場にドギマギしたけどラストまでしっかり惹きつけられた。

男性も女性も楽しめる素敵な作品。

後、おばぁちゃんが可愛すぎてキュンキュン♡
やっぱりちゃんと原作読もう。
まつこ

まつこ