電気羊

獣人の電気羊のレビュー・感想・評価

獣人(1938年製作の映画)
3.3
代々から続く暴力傾向にある脳障害の遺伝に苦悩しながらも、蒸気機関車の機関士として社会に溶け込んでいる主人公。あるとき、乗り合わせた列車内で富豪の殺人事件が起きる。現場にたまたま居合わせた主人公は、殺人現場である富豪の客室から出てきた若妻と夫を目撃するのだが警察には何も見なかったと若妻をかばう。そのことが切っ掛けで若妻と惹かれ合い恋仲になるのだが。呪われた血筋を断ち切ることが出来ず、暴発した殺人衝動により若妻を手にかけてることに。愛する人を殺した自責の念と悔悟により、主人公は運転する機関車から飛び降り、自らの命を絶ち、内に巣くう獣を殺すことで最期にヒトになったんだな。
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