電気羊

ミスター・ガラスの電気羊のレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.0
シリーズ物は、順番通り1作目から観ないとことは訳わからんわな。ということで「アンブレイカブル」、「スブリット」に続くシリーズ完結編。

悪人を察知する不死身の監視人(ブルース・ウィリス)と生まれながらにして骨密度の低さにより全身骨折から逃れられないためヒーロー願望のある知能の高いミスターガラス(サミュエル・L・ジャクソン)、20人もの多重人格によりそれぞれの能力を発揮するザ・ホード(ジェームズ・マカヴォイ)は、ある組織により自分たちが異能力者だと言う妄想に囚われた異常者として精神病院へ強制入院措置が取られていた。彼らの主治医となった女医は、彼らの社会復帰のために尽力するが成果は出なかった。

なぜなら、監視人の息子、ミスターガラスの母親、ザ・ホードの殺害から唯一生還した女子高生たちは、彼らが異能力であることを知っていたからである。

監視人、ミスターガラス、ザ・ホードが、不当な強制入院から脱走する事態に及び、彼ら異能力者を監視していた組織は、異能力者の存在が公表されることを恐れ、彼らの抹殺を決定する。
その結果、組織の手により監視人は水たまりで溺死、ミスターガラスはザ・ホードにより全身骨折で死亡、ザ・ホードは射殺される。

こうして異能力者たちの存在は闇に葬り去られたかのように思われたが、ミスターガラスはこの事態を想定し、監視カメラの映像をアップロードする手はずを進めていたのだ。その映像により、この世界には異能力者が一定数存在しており公表することで、連鎖して覚醒する異能力者たちが現れることを信じて。
そして、それは監視人の息子、ミスターガラスの母親、ザ・ホードから生還した女子高生の手により為されるのであった。

ニュースで流していいのは表面的なことや偽りの情報も多い。
本当のこと、大事なことはいつも隠蔽されているんだよな。
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