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十戒のkumiのレビュー・感想・評価

十戒(1956年製作の映画)
3.5
旧約聖書:出エジプト記をもとに、
セシル・B・デミル監督といえばこれ、と
代名詞になるほどの大スペクタクル映画。

出自をしらず健やかに暮らす王子のひとり
モーゼ(チャールトン・ヘストン)だが
ある日ヘブライ人として生まれたことを知り、
救世主として過酷で新しい人生がはじまる。

もうひとりの王子ラメセス(ユル・ブリンナー)が
敵対心むき出しで、王位継承と自分に振り向かない
美女を王妃にするため躍起になる(わからないでもない

『天地創造』同様、モーセについて
うっすら知っているけれど詳細は今一つならば
これを見ればわかりやすい。

聖書に出てくるシナイ山で
神から与えられる、人間が犯してはいけない
十の戒めをまとめた石板はロゼッタ・ストーンのよう。

ちなみに西洋絵画にも度々登場する
シナイ山や燃え尽きない柴ですが、
エル・グレコ作「受胎告知」にも
足元に描かれています。

受胎告知の場面では神の顕在=燃え尽きない柴で
表わしているようです(学芸員さんに質問して
確認済み)

1923年にも監督として『十誡』撮っていますが
どんな感じなのでしょう
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