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リアリティ・バイツのRiiのレビュー・感想・評価

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)
4.3
1番好きな映画『ナイトオンザプラネット』でお馴染みのウィノナ・ライダー目当てで鑑賞です!めちゃくちゃ美しい…

最初のドットのノースリーブが堪らなくかわいい。

ストーリーの前に、とにかく
お洒落さが漂う作品。
音楽も最高、サントラ聴きたい。


リアリティバイツ。
和訳すると、"現実は厳しい"。

今の時代のリアリティバイツ…
邦画で言えば
『明け方の若者たち』
とかでしょうか…
ちょっと違うかな?
でも、なんだろう、大学から社会人になる時の現実と夢、理想とのギャップ。
全くといっていいほど違うんだけど、根底の部分がどこか似ているところもある気がする。
『明け方の若者たち』も好きだったから
両方よくて、
でもやっぱりこの時代のこの役者さんたちのリアリティバイツ、いいですね。
この時代の空気感がとっても好き。
ワインもとっても合いました〜

※以下、ネタバレ含みます

なんて気取った…と思うけれど
嫌いじゃない表現を最後に…

貝殻は空っぽ 人生も空っぽだってことさ
無意味な悲劇や危機に 翻弄されるだけ
だから僕は ディティールだけを見る
"マクドナルドのチーズバーガーはうまい"
"雨が降り始める10分前の空の色"
"高くはじける君の笑い声"
僕はゆっくり キャメルを吸うー


ひたすらに"自分は無だ"って歌う歌詞と通づるところがあって
心に秘める思いがありながらも
"現実"を見て必死に自分を無にする感じ
めっちゃ気取ってるし、若干イタイし、
読むのは簡単だけど
でも、この感覚ってなかなか言語化できないことだから
素敵な表現だなって思いました^^
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