Ao

善き人のためのソナタのAoのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.1
盗聴越しに「善き人のためのソナタ」を聴いたヴィースラーが悪者になれなくなり、密かに東ドイツ反体制派に手を貸してしまうストーリー

抑圧の中に生まれる心の自由 芸術だけがこの世界の中では自由をもたらしてくれたのかもしれない
登場人物は多く、それぞれの意図や思惑が微妙な所ですれ違いどれも交わらない
全てが不完全に終わり、相手の思惑を知ったと思えばそれはとても哀しい現実だった

映画の世界といえども、彼らの心情や行動はとてもリアルで嘘偽りの内容に思えた
当時の人たちに想いを馳せる
今現在ロシアウクライナで戦争が起きている、もしかしたらこの映画のような世界がロシアにはあるかもしれない
私たちが戦争に関与できることは決して多くはない、だからこそこういった映画作品を通して自分たちの共感性を養うことは重要な気がする
Ao

Ao