しみちゃん11

善き人のためのソナタのしみちゃん11のレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.0
1984年ベルリンの壁が無くなる
5年前の話
社会主義国の東ベルリンで
国家保安省[ジュタージ]の
ヴィースラー大尉が西側の影響を
受けていると思われる劇作家ドライマン
とその恋人クリスタを
部屋に仕掛けた多くの盗聴器で
完全監視するラズロ作戦を開始する
盗聴越しに聴いたベートヴェンの
熱情のソナタ
レーニンはこの曲を革命にはふさわしいないと批判した。
本気で聴いた者はけっして悪人には
なれないと云われる曲
HGW× × 7のコード名のヴィースラーは虚偽の報告して見逃そうとする
結局閑職に追いやられるが
東西統一後、本屋で劇作家のドライマンの本を見つけHGW× × 7に捧げるの
記述を見つけ購入時店員に
[私のための本だ]と云う
感動的な場面がある
自由の無い不都合な真実を覆い隠そうと
する社会主義国の恐ろしさ
真実に生きる為に命の危険をさらす人々
どのような体制になろうとも人の心は
変えがたいものだ
しみちゃん11

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