りこ

善き人のためのソナタのりこのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.0
前から気になっていた作品。検閲が徹底していた東ドイツにおいて、秘密警察をしていた主人公は芸術家ドライマンと女優クリスタやそのまわりの芸術家を深く知るにつれて、固かった自分の考えを変えていく。主人公の明確な心境の変化が描かれていないことで、時がゆっくりと流れる、暗くて悲しいけれど少し温かくもなるそんな優しい映画に仕上がっているように思いました。ラストが秀逸!
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