がっきー

善き人のためのソナタのがっきーのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.5
クズの指導者がいる組織は大きかろうと小さかろうとクズ集団に成り下がるしかない。
どんなに優れた人間が組織にいても無能な上司によって窓際職員にされる。

正しい道を選ぶって本当に難しいことなんだなと思った。能力の問題じゃなくてて環境がそれを許さないなんて歯がゆすぎるよね。

序盤は冷徹非道だった男が、自然な流れで葛藤を抱え込んで苦悩していく様はとても見ごたえがあった。不器用な男の、救われないはずの人生がああいう形で結末を迎えてほっとした。
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