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サハラに舞う羽根のmhのレビュー・感想・評価

サハラに舞う羽根(2002年製作の映画)
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イギリスの古典作品を原作とした歴史もの。
出征を忌避した仲間に、臆病者を意味する白い羽を送る。恋人からも送られて合計四枚と、タイトルにもなってる羽根のくだりがけっこうな力技。これ、原作だと納得できる流れになってるのかね。
ただ、それ以外はドラマチックでかなり面白い。
大英帝国が世界各地に植民地をおいていた19C末のナイル遠征(1884‐1885)がモチーフ。
白い羽を送られちゃったのでやっぱ俺も行く→敵と仲良くなって→恋敵を含む仲間を助けてしまって→強制収容所へ入れられて→脱出ようやく帰国。
という流れ。
舞台となるスーダンはエジプトが統治してて、エジプトはイギリスが支配してるという情勢なのか。なるほど味方はイギリス、エジプト連合軍か。
レッドコートの白人至上主義も容赦なく描いてる。
ミッドポイントの防御陣形のアクションシーンが大迫力ですごかった。
字幕では「角陣」となってたけど、ただしくは「方陣」だね。ドンマイ戸田奈津子。まあ、わかりゃいいか。
六度も映画化された原作のいちばん面白いのが邦題「四枚の羽根」という作品らしく、それも見てみよう。
これも面白かった。
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