このレビューはネタバレを含みます
貞子の髑髏に粘土を貼り付けて顔を復元するシーン、その顔をストロボで撮るシーン、"賽の河原"での風車が回るシーン、プールでの実験シーンと印象に残る場面は1より多い
一作目は貞子自体の謎を解き明かす事がストーリーの主で、当然二作目ではそれを使えない。そこで今作は前作の主人公の子供である洋一を怒りに取り憑かれた化け物とし、高野舞が彼の、化け物の母親となれるか、といった話にしたようなのだが、如何せん洋一が「あれはもう洋一ではない」とか言われるのに、無垢ないい子で、化け物感が薄い。もっと化け物らしく隔絶があってもよかったと思う。映画自体は楽しめたか楽しめなかったかで言うと前者なのだが、もう少しうまくできなかったのかとも思う。