ルマンド

日の名残りのルマンドのレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
3.8
ヒュー・グラントがいた!何故か嬉しい。今回は残念なイケメンではなかった。頭の良い、正義感強い、新聞記者。

カズオ・イシグロさんの原作ということで、原作も恥ずかしながら読んでいないけど、これを観たらちょっとは上流の人たちの仲間入りした気がして、トライ。私はザ庶民なので、英国の身分の高い方の暮らし、常識になかなか映像を観て共感しづらいところもある。しかし、アンソニー・ホプキンス執事ぶりが徹底していて好感。佇まいの美しさ。手当たり次第に本も読む。新聞にアイロンをかける!気持を隠すことがプロなのか。考えが合う合わないは関係ない。とも。

ジェームスとミス・ケントンの掛け合い、結構好き。
ミス・ケントンがどんどんジェームスの心に入り込む。

あまりにゆっくりと話が進む気がする。そして過去と現在が移り変わるところ、ちょっと混乱した。と思ってたけど、だんだん慣れて、時間を忘れて魅入っている自分がいた。アンソニー・ホプキンス、とってもかわいい、瞳の美しい、そして最高にかっこいいおじさん。

一言であらすじ言えちゃう内容。なのに、深くて、2時間半の作品にできるってすごい。考えさせられる。

能ある鷹は爪を隠す。

私もそうしよう。明日から。
そして今更だけど、原作読みたい。
ルマンド

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