原作カズオ・イシグロの実写化。原作未読。
時代は第二次世界大戦前〜後、イギリス貴族ダーリントン邸に仕える執事スティーヴンス(アンソニー・ホプキンス)の一人語りと彼の追憶により執事の仕事ぶり、心の動…
【構造だけ把握してから見ると物凄く見やすい】
①第一次世界大戦のあと、「これからのドイツをどんな国にするべきか」をみんなで話し合うために金持ち貴族たちが集まる会議が開かれる。
↓
②金持ちたちが仲…
信頼できない語り手(Unreliable narrator)とは、主にミステリー分野に用いられる叙述トリックとして広く知られているものであり、たとえば1人称の語り手によって展開される筋立てをミスリー…
>>続きを読むホプキンズ続き。
メモ
dignity.
order and tradition.
面倒臭い女。
loyalty.
to truly care for somebody.
どこまでも面倒臭い!…
ブッカー賞を受賞したカズオ・イシグロの同名ベストセラー小説の映画化。
イギリスの名門貴族に長年仕えてきた執事が過去を回想する姿を重厚な演出で描く。
アンソニー・ホプキンスといえばレクター博士だけど…
あのチェンバレン外交の舞台裏となった貴族の邸宅という設定がもう面白い。人生とは後悔の連続、何をなしたかなせなかったかの積み重ねという普遍的だからこそありがちなテーマを特異な立場にいたスティーヴンスの…
>>続きを読む切なすぎる
自分の感情を押し殺してきた1人のベテラン執事の切なく悲しい人生を振り返る映画。
ナチ擁護派の英国貴族だった主人を助けることができなかったことと、愛する女性を手放してしまったという2つの…
しっとりしてますね。
ある程度の別れや諦めを受容できるようになった今だからこそ、この作品の色気を味わえたように思う。
執事の視点から見るイギリス貴族の生活。
目に見えた派手さはないけれど、後年から…
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