Sari

フランケンシュタインの花嫁のSariのレビュー・感想・評価

4.0
1931年の大ヒット作『フランケンシュタイン』の続編。

前作『フランケンシュタイン』で死んだと思われていた怪物は生きており、再び市内は恐怖に包まれる。さらに二度と怪物を作らないと決めたヘンリーの元にある博士が現れ...。

◾️
本作は、ホラーとコメディを見事に融合させ、多くの点において前作を上回る傑作となったと評価されているようだが、不要なキャラクターが増えた印象ではある。

それでも尚、傑作と思う最大の見どころは、ラストに登場するエルザ・ランチェスター扮する女人造人間である。映画史に残る強烈なキャラクターで、グロテスクな花嫁仕様とでもいうべきその外見。ミイラのような格好をした花嫁は白鳥の鳴き声のような音を立て、黒髪に白のアクセントを効かせたエジプト風のヘアスタイルをしている。
そして、ガラス瓶に入った小さな人造人間たちの驚くべき特撮シーン。中でも、小人たちを造った博士の手が、本当にガラス瓶の背後に有るように、上手く合成されているところは、驚嘆である。
0件

    いいね!したユーザー

    Sari

    Sari

    主に2017年10月からの記録。 #死ぬまでに観たい映画1001本_sari

    引き続き利用いただくには

    広告をご覧いただくと引き続きご利用いただけます。