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彼女が消えた浜辺のmatsuのレビュー・感想・評価

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)
3.5
2009年イラン映画。「別離」「ある過去の行方」などのアスガー・ファルハディ監督作品。サスペンス系?映画です。

Filmark高評価多いですが、自分は微妙でした。


〜~以下ネタバレあり〜~

3組の家族に、独身男性1人(アーマド)+独身女性1人(エリ)を加えて浜辺の宿に2泊3日の旅行に来ます。

アーマドとエリを仲良くさせて結婚させようと企画した旅行です。

エリは1泊と聞かされていて、2日目に用事があるからと帰ろうとします。

家族グループの1人が、まだ2 人が仲良くなっていないという理由でエリのバッグや携帯電話を隠して帰れなくし、引き止めます。(なんて子供じみた事を…)

そんな中、海辺で凧揚げや泳いで遊んでいた家族グループの幼い子供1人が溺れてしまいます。必死で救出し、子供は命をとりとめますが、エリが行方不明となります。

エリは子供を助けるために海に入った可能性もあるし、皆に黙って帰ってしまった可能性もあります。

海を捜索しても見つからない。

エリの家族や親しい知人に連絡を取る中で、彼女に婚約者がいることが発覚します。

今後どうするべきか皆で話し合っている時に、なぜ子供をきちんと見ていないか、なぜあんなよく知らない女性を連れてきたか、なぜ婚約者のいる女性を連れてきたか、なぜバッグや携帯電話を隠して引き止めたのかなど責任をなすりつけ合い、罵り合います。(最悪です、誰にも共感できない)

一方、独身男女を引き合わせる旅行で最悪の事態になっている事(本当の事)を彼女の婚約者には伝えづらい。様々な嘘をつき、収集させようとするが婚約者に嘘がバレてしまい彼は怒り狂います。

最終的にはエリは海で遺体となって見つかります。

一体何をテーマにして、何を伝えたかったか全く分からない映画でした。
(エリがどこに消えたのか、どうなってしまったかのハラハラドキドキは少しありましたが)
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